私がいつも使うSEO対策ツール4選と役に立たない18つのツール【2019年版】
今回はSEO対策にかかすことのできない「ツール」について紹介します。
ツールなしでSEO対策をするのは正直無理ですよ。
私はSEOのコンサルティングで生計を立てていますが、これがなくては仕事になりません。
個人的にも各ツールを使って、なるべく早く仕事が終わるようにしています。
ツールには時短効果もありますし、それを使わなければ得られない情報があります。
だからこそ、SEO対策をするのであれば、手足のように使っていく必要があります。
では一体どんなツールを使えばいいのか、今回は以下のように分類して紹介していきます。
- 絶対用意すべき必須SEO対策ツール
- あったらいいなSEO対策ツール
- 世間的に必要と言われているけど実は不要のツール
- その他有象無象の不必要SEOツール
SEOコンサルタントがガチで選んだツールなので、適当に選ばれたツールよりもかなり現場感があって参考になるのではないでしょうか。
では早速紹介していきましょう。
- 絶対に必要なSEO対策ツール
- あまり必要とされないSEOツール
- あの「SEOツール」は用意すべきなの?
- 不必要なツールはまだまだたくさんある
- 【番外編】自分でSEO対策ツールを開発する
- SEOツールに関するよくある質問
絶対に必要なSEO対策ツール
まずはSEO対策をする上で、必須と言えるツールについて紹介していきましょう。
もちろん、これは個人的な意見です。
「他にもこんなツールを使ったほうがいいよ」と、ツッコミたくなる人もいるかもしれません。
しかし個人的にはこれで十分。ただ、これがないと仕事ができないと思える位依存しているツールです。
SEOコンサルタントとしては自信を持って断言できる4つのツールは、以下の通りになっていますよ。
- GRC
- サーチコンソール
- Ubersuggest
- エクセル
GRC
ほんとにまじのまじで、これがないと仕事ができません。
GRCは知る人ぞ知る、順位チェックツールですね。
順位チェックと言えば、SEOチェキなどが有名ですが、GRCの場合はSEOチェキではわからない様々な追加機能があります。
いろいろありますけど、1番役に立つのは自分のサイトに順位がついたとき、どの記事がGoogleに評価されているのかわかるというもの。
SEO対策を始めた初心者の人ほど、順位がついたとき、自分のサイトのトップページが上位表示されていると思いがちなのですが、実はそうではないんです。
個別のページがGoogleに評価されており、そのページをきちんと把握していなければ、誤った対策をしかねません。
GRCは金額も安い上に上記で紹介した機能だけでなく、上位ページのランキングの変動なども記録してくれるため、もうマジのマジで本当に役に立ってくれるツールです。
サーチコンソール
サーチコンソールはグーグルのツールです。ガチでSEO対策するなら必須のツールです。無料で使えます。通称「サチコ」ですね。
サーチコンソールの機能は色々あるのですが、1番役に立つのは「URL検査」でしょうか。
昔でいう、「Fetch as Google」なのですが、URL検査をすると問答無用でGoogleにインデックスを促進することができます。
詳しくは以下の記事に書いているのですが、URL検査をするのとしないのとでは雲泥の差が出ます。
サーチコンソールを使えるようにするまでは少し面倒ですが、ワードプレスやはてなブログ等は昔よりも導入しやすくなってますので、面倒くさがらずにぜひ導入してほしいものです。
Ubersuggest
SEO対策で必要なのが、キーワードです。
SEO対策の基本と考え方はこれ!5分でわかる初心者向け講座にも書いていますが、何のキーワードで上位表示をするのか決めていなければ、もはやSEO対策をする意義がありません。
つまり、月間でどれぐらいの検索数があるのかを調べなきゃならないのですが、役に立ってくれるのがUbersuggestです。
キーワードを入れるだけで月間検索数が出ますし、さらにそのキーワード以外の関連キーワードの検索数がまで出してくれる優れもの。
Googleにも公式でキーワードプランナーというものがあるのですが、なぜか最近になって月間検索数を詳しく表示してくれなくなったため、もはや無用の長物となっています。
Ubersuggestであれば、お金をかけることなく月間検索数が出るので、どのキーワードで上位表示を狙っていくのか決めたいという時は、めちゃくちゃ役に立ってくれますよ。
エクセル
なんで?と思われるかもしれませんが、日々の検証の結果を記録していく上で、Excelのシートが必要不可欠です。筆者は「365solo」をつかっています。
今日は何のSEO対策の仮説を試して、結果どうなったのか。今後使えるSEO対策のテクニックは何なのか。
などなど、、記録していくには1番Excelシートが役に立ちます。
詳しくは以下の関連記事に書いてありますが、検証プロセスや結果をノートとかに書いていると、何が何だかさっぱりわからなくなってしまうんですよ。
その上、情報の更新や修正などもしにくいです。
日付や駄目だったのか、よかったのかなどを記していくため、ワードでもあまりよろしくありません。
最初にシートを作って用意するのはめんどくさいですが、これがあるのとないのでは、成長スピードが全然違います。
めんどくさいかもしれませんが、シンプルなフォーマットで構いませんので、ExcelにてSEO対策の検証シートを作ったほうがいいですよ。
あまり必要とされないSEOツール
次は別になくてもいいのだけど、用意することができたら助かるツールについて、紹介しておきましょう。
具体的には以下の通り。
- コピペリン
- Ahrefs(エイチレフス)
コピペリン
コピペリンとは自分の書いたコンテンツが、どこかのコンテンツと重複してないかを調べてくれるツール。いわゆる、コピーチェックツールになります。
本来の使い方は、自分の記事がどっかにぱくられていないのか、外注さんからもらった記事がどこかのコピペ記事では無いのかを探るもの。
ただ、SEO対策という観点で考えると、ちょっと用途が変わります。
自分の書いた記事が、他の記事に似たり寄ったりしていると、順位を思うようにあげることができません。
つまりGoogleにオリジナリティーがないと低評価を受けるため、自分の書いた記事をコピペリンにかけるわけです。(もちろん、外注記事もですが)
どこにも引っかからない、イコール、オリジナリティーがある、という点をチェックする上で必要になります。
特に今回の記事のように、おすすめツールなどを紹介する記事は、100%自分が1から手打ちして作ったとしても、どこかで似たり寄ったりしてしまうもの。
その似ている部分がGoogleに低評価を受けて、順位を下げられてしまうため、コピペリンにかけて重複がないかどうかをチェックするのです。
どこかの記事を参考にして書くという時は、自然と寄せられることも多いので、コピペリンが必要になるかもしれませんね。
ただ、自分の経験談や自分のノウハウなどを1から書くことしかない場合は、他の記事に見ることなんてないので、コピペリンを用意する必要はありません。
他の記事を参考にする、いわゆる「こたつ記事」を書くときは、コピペリンを用意しておいた方が良いでしょう。
Ahrefs(エイチレフス)
Ahrefs(エイチレフス)は海外のサイトです。チグハグな日本語なので、すごく使いにくいのですが、他のサイトにはない希有な機能があります。
それはどんなリンクが、今「被リンク」としてついているのか分かる、というもの。
他にも被リンクが分かるツールはあるのですが、エイチレフスはいつどこで、どんなリンクがついたのからというのが明確にわかるようになっています。
いつリンクがついたのかがわかれば、被リンク効果が自分のサイトに浸透するまで、どれぐらいの期間がかかるのかを逆算できます。
そうなれば、被リンクを狙いに行くタイミングなどを戦略的に考えることができるため、このエイチレフスがなくてはならない存在になる、というわけ。
ここまできっちりと表示してくれるツールは無いため、SEO対策をがっつりでやっている人であれば、ぜひ導入してほしいものです。
ただ先ほども紹介した通り、言語表示はチグハグな日本語ですし、英語のままの部分もありますし、月額金額もそれなりに高い。
そのため、ガチのSEO対策をする人以外は、別に導入しなくても良いのではないかと思います。
あの「SEOツール」は用意すべきなの?
次はSEO対策用ツールとして、別に用意しなくてもいいツールを紹介しておきましょう。
ちなみに紹介するのは、他のサイトではSEO対策ツールとして、用意しておいた方が良いとよくオススメされているツールです。
オススメされてはいるものの、SEO対策で生計を立てている人からすると、全然いらないよというのを伝えたい。
…というちょっと意地悪な内容となっています。
記事を書くためのツール
最近ライティング用のツールが、めちゃくちゃ多くなってきましたね。
名指しでいうのは、ちょっと抵抗があるのですが、ウェブライダーの「文賢」が1番有名なライティング用ツールでしょう。
他にも様々なライティング用ツールがありますが、これらのツールはSEO対策をしていく上では必要ありません。
何故かというと、やったところで順位が上がるわけでは無いから。(【2019年版】SEO対策が勉強できるおすすめ書籍ランキング!見なくてもよい本も紹介にも同じようなこと書いてます)
確かに読みやすい文章を書く上では、役に立ってくれるでしょう。
しかし SEO対策に大きな影響をもたらすわけでもないですし、逆効果をもたらすことも。
例を挙げましょう。文賢の場合は、たとえ文句などをフォーマットから選ぶことができます。
文賢(ブンケン)には、4,000を超える(※2019年1月時点)「類語・言い換え」「慣用句・ことわざ」、映画やマンガなどの「あるある」をベースにした文章表現が用意されており、それらをワンクリックで挿入できます。
確かに良い機能には見えますが・・・文賢を使っている人は、みんな同じ表現になってしまう可能性が高いという事。
そうなるとオリジナリティーがなくなってしまうので、Googleからは評価されません。
語尾が連続していないかどうか、などの通知機能もありますが、それらを修正したところで順位が上がるわけでもないです。
このようにSEO対策として直接的に効果があるツールではないので、個人的にはやらなくてもいいと思っています。
もちろん、「SEO対策なんてどうでもいいから、とにかく読みやすくわかりやすいコンテンツを目指しているんだ」という人にとっては話が別です。
気になっているなら、ぜひ使ってみてください。
「コンテンツSEO」に必要なツール
ライティング用ツールと少し似てはいるのですが、昨今コンテンツSEOツールがめちゃめちゃ流行っています。
代表的なところでいうと「パスカル」などが挙げられるのではないでしょうか。
コンテンツ SEOツールが何をやってくれるのかというと以下のような要素をチェックしてくれます。
- キーワードが何%を使われているのか
- どの部分にキーワードが足りないのか
- 見出しに足りないキーワードは何なのか等
これらを調べてくれて指摘してくれます。
「なんだめちゃくちゃいいじゃないか!」と思うかもしれませんけど、これって、その運営会社が作った基準なんですよ。
つまりはGoogleの基準ではないんですよね。
にもかかわらず、なんでわざわざその会社が決めた基準に沿って、コンテンツを変えていかなければならないのでしょうか。
その会社がSEO対策の全てを極めているのでは話は別です。
でもそういうわけではないでしょう?
SEO対策を完全に極めきっていない人が作ったツールを完全に盲信して、全ての記事を修正していくのは、そこまで費用対効果が高くないのではないかと個人的に思います。
何より問題なのが、めちゃくちゃ金額が高いところですよ。月額で数万円かかります。
それだけ投資したにもかかわらず、それに従ったのに順位が上がらなかった、、なんて末路が待っていたら?
さすがにSEO対策を諦めますよ。最悪の結果になりならざるをえません。
だからこそ、個人的にはコンテンツSEOツールを使わなくていいと思っています。
キーワードの難しさを示すツール
SEO対策をする上で上位表示できるかどうかは、キーワードによって変わってきます。
簡単に上位表示できるキーワードもありますし、なかなか難しいキーワードもあります。
なぜそのように難易度が変わってくるのかというと、ガチでSEO対策をしている記事がライバルにいるかどうか、なんですよね。
そんなキーワードごとの難易度を教えてくれるツールがあります。
ですが、、、個人的にはこれに従う必要はないと思っています。
何故かというと、100%正しいというわけでは無いから。
確かに目安にはなるでしょう。しかしキーワード別の難易度を決めているロジックは一体何なのでしょうか?
Googleのアルゴリズムを完全に解析しているわけでもないのに、難易度を教えてくれているわけですよね。
それに妄信的に従うというのは、個人的にはあまり納得できません。
それよりも自分でキーワードを検索し、検索一覧を見るのが一番。
大手のサイトやバックリンクがめちゃくちゃ付いているサイトなどが一覧にあれば、諦めるというような判断をしたほうがいいです。
もちろん、初心者にとっては1つの目安になるでしょうから、絶対に使うなというわけではありません。
ただ、妄信的になっていると、足元を救われる可能性があるので気をつけようと言いたいわけです。
不必要なツールはまだまだたくさんある
ここからは、当サイトお馴染み(?)の有象無象シリーズを紹介していきます。
早い話が、個別で解説するまでもないけど、一応名前は紹介しておく、というコーナーですね(以下の記事あたりに有象無象シリーズがあります)
あのツールが気になっているけど、紹介されていないので、有益なのかどうかわからん!という人にも役にたつのでは。
ではさっそく有象無象のSEOツールを紹介していきましょう。
順位を計測するツール
- SEOチェキ(http://seocheki.net/)
- BULL(https://bullseo.jp/)
順位チェックの精度に問題があったり、コスパが悪かったりするのでスルーでOK。
「GRC」さえあれば、これらはいりません。
キーワードを調べるためのツール
Googleトレンド
(https://trends.google.co.jp/trends/)
キーワードウォッチャー
(https://www.keywordwatcher.jp/)
goodkeyword
aramakijake
必要なのは正確な検索数だけです。
というわけで「Ubersuggest」があればOK。
ただ、goodkeywordだけは、サジェストキーボードや関連キーワードの調査のためにたまに使うかも。
コンテンツの内容を診断するためのツール
Gyro-n SEO
SEOツール「高評価」
itomakihitode.jp
先述したようにコンテンツ診断に沿ったところで、結果が出るわけではありません。
お金をかけるだけの価値は個人的にはない、とおもっています。
リンクチェックツール
Majestic SEO
hanasakigani
精度に問題あったりするんので、素直にエイチレフスをつかうのがベター。
コピーチェックツール
影武者
(https://kagemusya.biz-samurai.com/)
コピペルナー
(http://www.ank.co.jp/works/products/copypelna/)
sujiko.jp
コピペリンにくらべると精度が低かったり、値段が高かったりするツールばかりです。
コピーツールを使うなら、コピペリンだけでOKです。
【番外編】自分でSEO対策ツールを開発する
SEO対策を本格的にやればやるほど、効率化を目指して様々なツールが欲しくなってくるでしょう。
しかしそんな重箱の隅をつついてくれるようなツールほど、ないんですよね…。
そこでオススメしたいのが、自分で開発することです。
個人的にいくつか専用のツールを開発しており、現段階では5つのオリジナルツールを運用しています。
「そんなの自分で作れるわけねーじゃねーか!」と思うかもしれませんが、実は以下のサイトを使えば、簡単に作っていただけますよ。
大体予算としては数万円から10万円ほど。オススメなのはランサーズで作ってもらうことです。
クラウドワークスやココナラでも作ってもらえますが、どちらかというとランサーズの方が、責任を持って最後まで全うしてくれるというイメージが強いです。
もちろん個人的な印象なので、クラウドワークスやココナラにも良い人が潜んでいる可能性は少なくありません。
ちなみにオーダーをするときは、こういう機能が欲しい、それをいつまでに、いくらで作って欲しいのがをしっかりとオーダーするのをお忘れなく。
SEOツールに関するよくある質問
最後にSEO対策のツールを使う上でよくある質問を紹介していきましょう。具体的には以下の通り。
- 無料で代替ないの?
- 何も使わないでもいける?
SEOコンサルタントとして日ごろの業務でよくいただく質問なので、当てはまる人は多いのではないでしょうか。
無料の代替案はないの?
紹介してきたSEO対策のツールの中には、無料ではなく、有料のものが多いです。
月額で1000円ぐらい払うものもあれば、かなりの額を請求されるものもあります。
そんなものを使うのには、今はちょっと無理という人も多いでしょう。
だからこそ、無料で代替のツールがないのかと気になるところです。
しかし、個人的には代替のツールを使う位であれば、もう最初から何も使わないというのをオススメします。
有料のツールをいちど使ってみたら分かるのですが、無料のツールはやはり質が悪いです。
というよりも、かゆいところに手が届いていません。
ですので、無料のツールを使ったほうが作業効率が悪くなる、という本末転倒の末路が待っています。
個人的には無料でできる方法なんて探さずに、正直に有料のツールを最初から使うのをおすすめします。
逆にいうと、この金額は出せないと思うのであれば、まだ時期早々なのかもしれませんよ。
何も使わないでもSEO対策はできる?
何も使わないで SEO対策ができるのかと思う人も多いでしょう。個人的には何も使わなくても対策はできると思ってます。
ただら時間がかかるということだけ、覚えておいてください。
基本的にSEO対策のツールは、時短のために存在します。
とくに有料のツールは効率化がすさまじいので、時間をかけずに作業したいという人には何も使わないのは厳しいです。
ただし逆を言えば、時間さえかければ何も使わなくてもいけますし、早い話が順位変動なんかわからなくても何とかなります。
気合で乗り切ってみせるという覚悟があれば、いつか結果がついてくるでしょう。
以上「私がいつも使うSEO対策ツール4選と役に立たない18つのツール【2019年版】」でした。