alt属性とは?テキストのつけ方は?画像ファイルのSEO対策を解説
SEO対策における「alt属性」の影響力を知りたいと思っていませんか?
alt属性とは「画像につけるテキスト情報」のことです。
画像とSEO対策の関係を調べると、必ずと言っていいほど出てくること言葉ですね。
alt属性について、ちょっとつっこんで説明すると以下の通り。
- alt属性は「オルト属性」と読む
- 画像データに付与されるテキスト情報のこと
- ワードプレスやはてなブログは管理ツールから設定変更可
- とくにむずかしい作業をしなくても設定できる
- 音声読み上げ機能があるブラウザだと、alt属性が読み上げられる
まぁ簡単に言えば、alt属性とは「画像にタグをつける・付箋をつける行為」と覚えておけばいいでしょう。
そんなalt属性ですが、SEO対策において、どのような効果があるのでしょうか。
結論から言いますと、あまり効果はありません。
そんなことよりもSEOとは?上位表示に必要なSEO対策方法を初心者向けに解説で書いてあることを実行したほうが順位はあがりますよ。
ただ、このまま「解説終了!」とするのもバツがわるいので、もう少し画像データのことや、alt属性のテキスト情報について説明していきます。
SEO対策として「alt属性」は重要なのか
一時期、画像にalt属性をつけたとしても、あまり効果がないという風潮が高まっていました。
しかし今の状況は一変。
alt属性をつけなければ、上位表示できないという主張がよく見られます。
ただ、筆者としてはこの議論は正しくないと思っています。
なぜならば、alt属性をつけていない記事だったとしても、ビックワードで上位表示できてることが多いから。
ちなみにSEO対策の権威サイトである「SEOHACKS」は、以下のようにきっぱりと不要だと言っています。
alt属性のテキスト情報がSEO対策に大きく貢献することはほとんどありません。alt属性内の文字列はページの評価に加点されていないか、していたとしても微々たるものでしかありません。むしろ、特定のキーワードを繰り返し記述することは検索エンジンスパムと判定される可能性を高めますので推奨されません。
alt属性を設定せずに上位表示できている記事とは?
超難関キーワードと呼ばれる「クレジットカード」で上位表示している『クレジットカードの読みもの』というサイトは画像にalt属性をつけていません。
「クレジットカード」で上位表示している以下の記事もそうです。
クレジットカードの読み物は、デフォルトだとalt属性をつけない『はてなブログ』によって運営されています。
めんどくさいから、そのまま設定せずにアップしているんでしょうね。
仮にalt属性をつけないと上位表示しにくいと言うのであれば、超難関キーワードである「クレジットカード」で上位表示できるでしょうか。
実はそういうわけでもないので、上位表示できている、というわけなのです。大切なのは質です。
ネットの知識を妄信してはいけない
ネットの記事というのは、変なもので正しいと思うことを嘘に変えて流すことが多いです。
特にSEO対策については嘘の情報を流す人が多いんですよね。
何故かというと、ほんとのことが出回ると自分がご飯を食べれなくなるから。
自分だけは長らくご飯を食べていこうという人が少なくありません。微妙に稼いでる人ほど、この傾向が強いかも。
SEO対策は2~3か月スパンでやれ、なんていう人多いですけど、即・上位表示できるキーワードも多いです。それを隠す人も多いですよね。
なお、本も平気でうそを書いている場合があるので気を付けてください。
画像にテキスト情報を設定するには?
何度でも言いましょう。alt属性をつけたとしても別に上位表示できるというわけではありません。
逆にいうとalt属性を何もいじらなかったとしても、上位表示ができます。
先ほどお伝えした「クレジットカードの読みもの」は良い例ですね。
alt属性はいちいち設定が必要ですが、正直めんどくさいです。そもそも考えるのもめんどくさい。
そのようなめんどくさいことやって、SEO対策のライバルのやる気を削がさせようと思っている人もいるかもしれませんよ?
・・・え?それでも一応設定方法を知っておきたい?
じゃあ一応解説しておきましょう。
「はてなブログ」でalt属性を設定する方法
実は設定方法そのものは非常にシンプルです。普通に画像を貼ろうとすると、alt属性を設定するべきところが表示されます。
上記にチェックしたら、テキスト入力欄が出てくるので、あとは入力するだけ。昔はもっと面倒だったみたいですが。
「ワードプレス」でalt属性を設定する方法
ワードプレスも実にシンプルです。まずは画像を選択して、記事内に張り付けましょう。
張り付けた画像を選択すると、以下のマークが出るのでクリック。
そしたら以下のような画面になると思うのですが、「代替テキスト」の部分に入力するだけで完了です。
つまり、ワードプレスにおいては「alt属性=代替テキスト」というわけなのです。
SEO効果はあまりない
まあどちらにしても、alt属性に手をつけることで疲れてしまう位であれば、もっと記事を書いたほうがまだ建設的です。
上位表示したいと思ってるのであれば、まだまだ大切なことがあります。
画像のalt属性なんてスルーして、もっとどんどん記事を書いていきましょう。
ただし、画像そのものを入れることは価値があるので勘違いしないように。
画像データを設定するときの注意点
alt属性はいちいち入力しなくてよい、といいましたが・・・
実は画像データに関して、いくつか注意しなければならないことがあります。
つまりは、SEO対策でマイナス評価を受けないためのポイントがあるのです。
いくつかありますが、先に結論をいっておきましょう。
- テキストを画像にするのはダメ
- 見出しタグでかこんだりはしない
- 画像内にテキストをいれなくてOK
では順に紹介していきますよ。
テキストを画像にするのはダメ
具体的には、「テキストを画像にするのはいけない」ということ。
あまりよく意味わからないかもしれませんが、簡単にいうとメモ帳アプリにテキストを打ち込んだのをスクリーンショットして貼るというものですね。これがNGなのです。
上記のような事例は、Twitterでよく見かけます。
最近のコスプレ界隈における【長文スクショ】による注意喚起について思う事を書きました
— 脱税レイヤー風呂屋さん (@557dg4) December 22, 2016
安易な拡散手段として長文スクショが流行ってますが、ハッキリ言って無意味です
長文スクショが無意味な3つの理由|557dg4|note(ノート)https://t.co/WfqkjwkVAX pic.twitter.com/iYOkLJNbn5
140字以内で伝えたいことが伝わらないので、iPhoneのメモ帳などを使い、それをスクリーンショットして貼り付けている、というわけ。
これはSEO対策という観点では、非常によろしくありません。
何故かというと、Googleはテキストを基準にコンテンツの評価をしているから。
つまり画像データにテキストを書いてあったとしても、それを解析して評価はできません。
まぁでもSEO対策をしたいと思っている人が、わざわざテキストを画像化してやる事はなかなかないでしょう。
どちらかというと、インデックスされたくない「自分の個人情報」などを画像にするなど、逆SEO対策という観点で使う人の方が多いのではないでしょうか。
- 関連記事:【SEO用語】インデックスとは?
見出しタグで囲んではいけない
画像データに関して適当にやってもいいといましたが、見出しタグで画像データを囲んだりするのはさすがにやってはいけません。
そもそも見出しタグというのは、強調したいテキストをGoogleに通知するためのもの。
つまりGoogle側としては、見出しタグの中にテキストが入っていない事イコール不自然だと感じてしまうわけです。
不自然だと感じてしまうコンテンツは、Googleは容赦なく順位を落とします。圏外になることもありますし、インデックスされないこともしばしば。
だからこそ、見出しタグの間に画像データを挟んだりする事はやめて下さい。
画像内にテキストをいれる必要はない
先ほどもちらっと言いましたが、Googleは画像内にあるテキスト情報を認識することができません。
にもかかわらず、昨今のSEO対策界隈では「画像に書いてあるテキスト情報を認識できるので、画像にはテキストを入れたほうがいい」と言っている記事や書籍があります。
いわゆる、キャプション用画像に文字を入れるというやつですね。(以下のサイトで簡単にできます)
ただ、このキャプション作りも相当めんどくさいです。にもかかわらず、SEO対策で効果はありません。
これからすべての記事にテキスト入りの画像を入れようと思っている人は、絶対にやめたほうがいいですよ。無意味です。
画像のテキスト情報は気にしなくてOK
巷には画像データに関するさまざまな知識が出回っています。
alt属性をつけたほうがいいやら、画像内にテキスト入れたほうがいいやら。
画像のサイズを小さくした方がいいやら、いろいろな知識がありますが、はっきりいましょう。
画像データに関するうんぬんかんぬんは、SEO対策をする上でそこまで気にする必要はありません。
何故かというと、それらを適当にした記事でも上位表示することができたから。
ミドルワードはもちろんのこと、ビックワードでもそれが実現できています。そして、大幅なアルゴリズムが変更された2019年春以降の今でも上位表示しています。
だからこそ、気にする必要はないというわけ。
画像のデータ内容より画像の数のほうが重要
もちろん、これは筆者の経験側なので、ホントかよと思う人もいるかもしれません。
ただ画像データ、つまりalt属性などをある程度いじっていくのは、相当にめんどくさいもの。
それらをいじって結果が出なかったときのことを考えてみてください。
ここまでやったのに!って思いませんか?
しかも画像を既に貼っているのであれば、過去記事すべていじって行かなければなりません。
それだけの労力をもってしても、SEO対策で結果が出ないのであれば、意味がありませんよね。
SEO対策は画像データをいじる以外に他にも色々とすべきことがあります。
そこにリソースを割くべきなので、画像データに関しては、あまりいじらなくてもいいですよ。
どちらかというと、画像の数のほうがSEOに直結したりします。詳しくは以下記事で。
以上「alt属性とは?テキストのつけ方は?画像ファイルのSEO対策を解説」でした。